年越しの瞬間

bungou2005-01-01

年越しの瞬間の過ごし方が分からない。
年越しは特別な瞬間なのだから何かスペシャルな事をしなければ!と気が急いて部屋の中を無駄にウロウロしている内に年が明ける。
思うに、年越し番組が全てスベッてるのは(ダジャレです)、「年越し」のハードルが高すぎるからではないか。
スペシャルであらねばならない「瞬間」。
年が明けてすぐコンビニに行ったら、当たり前だが人が働いていた。彼らは年が明けた瞬間、「お」「あ」「おめでとう」「おめでとうございます」的な会話を一応交わしたりしただろう、きっと。
では、田舎の、交通量も圧倒的に少ない、有料道路の料金所のボックスの中でたった一人で年越しの瞬間を迎える人はどうだろうか。
もし、あなたが年越しの瞬間にそんな料金所を通過したとして、働いてるおじさんが誰かと携帯で話していても、怠慢をなじったりせず、電話が終わるまで待ってあげて欲しいと思う。