景況判断

堺屋太一は、経済企画庁長官に就任して最初の月例経済報告の景況判断で「下げ止まりつつある」という表現を使用した。
物書きらしくアナウンス効果に配慮した結果、このようなトリッキーな表現を使うことになったのである。
今日は、これから月例経済報告を書くことになる人の為に
経済指標の多くは暫く不況が続くことを示唆しているが、希望を感じさせる要素もある。実情を正しく伝えたいが、アナウンス効果で景気回復の芽を摘んでしまいたくはない‥
そんな時に使える表現を考えてみた。

  • 良い意味で下がっている。
  • 左肩上がりである。
  • 私には状況は悪いように見えるが、私の分析はいつも間違っている。