衣装

とっとこハム太郎の着ぐるみを着て暴走族に手を振ったり声援を送ったりした15歳と16歳の女の子が佐賀県警に逮捕・書類送検された。
佐賀県暴走族追放促進条例に明記された「あおり行為の禁止」規定に違反した疑い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050816-00000078-jij-soci
同規定違反での立件は初だという。
推測に過ぎないが、手を振ったり声援を送ったりしただけでは、逮捕・立件には至らなかったのではないか?
恐らく、彼女たちがハム太郎の着ぐるみを着ていた事が、警察を逮捕・立件に踏み切らせたのではないだろうか。
警察は、ハム太郎の着ぐるみを、暴走族を応援するための衣装と捉え、それを着ていたことで、あおり行為としてより悪質であると考えたのだと思う。
しかし、実態は恐らくそうではない。
彼女たちは単に、着ぐるみん*1なのである。
暴走族に手を振る時に限らず、彼女たちは、コンビニに行く時にも、ハム太郎の着ぐるみを着て行くのだ。
あれは、衣装ではなく、私服だ。
そう考えると
条例違反は否めないにしても、運用上不当な逮捕であると言わざるを得ない。
僕は、この逮捕に断固として抗議したい。

*1:東京と佐賀の文化的な距離を考えれば、彼女たちが今なお着ぐるみんであることも驚くにあたらない